記事は24年7月17日の公開でアメリカ大統領選挙でトランプ氏が優勢とみて享受を受けそうな中から配当利回りの高い日本株を紹介している記事となっています。。
記事リンク:高配当株ランキング~「もしトラ」でメリットが期待される銘柄、米大統領選でトランプ氏優勢の見方強まる
銘柄 | 初回 | 1か月後 | 2か月後 | 3か月後 |
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双日 | 3942 | 3424 | 3185 | 3344 |
コスモエネルギーHD | 8061 | 8079 | 7581 | 7955 |
TOYO TIRE | 2538.5 | 2103 | 1963.5 | 2151.5 |
大和工業 | 8267 | 7139 | 7021 | 7158 |
コマツ | 5066 | 4159 | 3661 | 4015 |
該当期間は8月の上旬に大幅下落があったわけですがコスモエネルギー以外は直近までの高値に戻すことなく夏枯れ相場のまま下げてきた形ですが日経平均の7月と10月の初めの比較では4%程度の下げですので平均よりも下げた比率が高いところが多く微減はコスモエネルギーだけでコマツが20%以上、その他は10%以上、初回の値から下げている形です。
10月時点でも支持率はハリスが上だが選挙の仕組みではトランプが有利という記事もあり、投資系サイトでハリス有利の記事はあまり見かけない状況なので買いたい人はむしろ今下がってたほうが良いという場合もあるかもしれませんね。実際この中で一番下げていたコマツもyahooのファイナンスページのみんなの意見では6割弱が買いたいと示していました。(10月30日時点)下げ率が最も低かったコスモエネルギーはみんなの意見では様子見となっていました。
初心者の管理人にとっては選挙の影響力が遠因過ぎなのか本当に場合によってはブーストがかかる銘柄なのか判断のしようがないのでどちらにせよ手を出すことはないのですが、実際に影響力の有無を知るためにもとりあえず引き続きログを保存していきたいと思います。
まず初回と半年後の値動きの変化です。
双日 | 3942 | 3122 | 79.2% |
コスモエネルギーHD | 8061 | 7170 | 88.95% |
TOYO TIRE | 2538.5 | 2380.5 | 93.78% |
大和工業 | 8267 | 7436 | 89.95% |
コマツ | 5066 | 4260 | 84.09% |
全て同額買い付けた場合だと約13%ほどの減益となっています。トランプが就任し記事の予想の方向へと進んだわけですが日経平均の7月~1月比較では微減程度なので引き続き減り幅は平均より大きめです。
動きとしてはコマツ・東洋タイヤは8月の相場全体の大幅下落以降はじりじりと回復基調、それ以外はトランプ就任が決定した11月以降もほとんどが軟調が続き、コスモだけ12月下旬から1ヶ月ほど伸びていたんですがその後10日ほどですぐに元の低調水準に戻っています。記事では防衛関連に触れた部分もありその手の鉄板系として紹介されることが多い「三菱重工」などはなぜ入れなかったんでしょうね?実際、三菱重工であれば同じ計測期間でも値動きは伸ばすことができていましたし「お勧め防衛株」で検索してみて、すぐ目についた4銘柄を見ても5割の確率で同時期の値動きを伸ばすことができていました。
今回紹介されていた銘柄は双日以外は一般的にも知名度は高い企業とは思いますが結局は時事要素で紹介されたケースでは遅すぎるとみるべきか、遠因過ぎて影響が少ないとみるかといったことになるんでしょうか。とはいえ就任直後はまだ安定しないという見方もあるので次回以降の動きを見ていきたいと思います。
次回は7月ごろに更新予定です。
記事作成:2024年10月30日/2025年1月31日更新