有識者の投資見通しまとめ

宇野沢 茂樹氏、マネー現代内で「生成AI搭載スマホ」の登場で恩恵を受ける「プロ厳選5銘柄」を振返り

記事は24年7月17日の公開で端末に生成AIが搭載されることで需要の恩恵が受けられると選別した銘柄を紹介しています。
記事リンク:日本株、ついにきた「生活を一変させるレベル」の革命を起こす「生成AI搭載スマホ」の登場で恩恵を受ける「プロ厳選5銘柄」を実名紹介

1~3か月後の値動きの状況

銘柄 初回 1か月後 2か月後 3か月後
ソニーグループ 3037 2646 2561 2765.5
村田製作所 3577 2942.5 2635 2806.5
太陽誘電 4606 3698 2789.5 2886
インターアクション 1624 1324 1162 1135
ソフトバンク 204.8 194 198.85 188.7

まずソニーはチェック開始から5分割、ソフトバンクは10分割するようになっています。宇野沢さんのこれまでの記事は3か月後でも結構プラスのものが多かった記憶がるのですが、今回はいかにも流行り物ということや夏枯れ期間ということもあるのかもしれませんが、全てチェック開始時期より下落しており、合算だと20%強下げた形です。一番落ち込みの強い太陽誘電では40%近い落ち込みでした。8月上旬の大幅下落ではソフトバンクとソニーがその後一定の反発があったものの9月からまた下げ始めたり、もみ合ったりという感じで2社ほどの知名度が高くなさそうなその他の銘柄はさほど大幅下げからの反発は少なくそのまま下げ続けている状態が目立ちます。yahooファイナンスのみんな意見では買いたい方が優勢が高く唯一、下落率が一番低いソニーのみ売りたい意見が優勢な状況でもありました。みんかぶではソフトバンクのみが売りとなってますがアナリスト評価だと一律で買いや強気も含んだ買いとなっていました。

個人的には流行り物にはあまり手を出したいとは思わないのでどれも静観なのですがソフトバンクは配当利回りは高い方ではあるので新たな動きがあればお小遣い程度の購入はするのかもしれません。

半年後の値動きの状況

まず初回と半年後の値動きの変化です。

銘柄 初回 半年後 比率
ソニーグループ 3037 3214 105.83%
村田製作所 3577 2353.5 65.8%
太陽誘電 4606 2201.5 47.8%
インターアクション 1624 1097 67.55%
ソフトバンク 204.8 191.5 93.51%

全て同額買い付けた場合だと約24%ほどの減益となっています。日経平均の同時期よりもかなり悪い指標となってしまいました。ただ太陽誘電の様な2分割でもしたのかと疑うほどの下落が混じってる割りには30%も超えないんだとは感じました。とはいえまとまった資金投資してたらかなりの心労でしょうね。

唯一初回の価格からプラスを出したソニーは相変わらずネットの個人勢からは「売りたい」評価が優勢です。アナリスト評価は買い評価でこちらも変わらずです。知名度の高さの時間の長さならソフトバンクとかよりも上かもしれないのでいろんな時期でいろんな人が買っているから売りの声も集まりやすいのかとかもあり得るんでしょうか?

下落の激しい太陽誘電は前回みんかぶのアナリストでは買い評価だったものが中立へと変化していました。野村証券の保有比率が減少といったニュースも見かけましたが逆に三菱UFJは保有率5%越えといったニュースもあります。記事では生産能力を毎年増やしているといったことに言及しているのに対して見かける見出しは「需要の減少を感じる」ケースを感じるので短期ではやはりまだ底値と感じるには早いのかも?yahooではまだ33%の人は買いたいとも出ているのでどう変化していくでしょうか。

下落率では小さくない村田製作所・インターアクションはyahooでは55%と100%が買いたいと示しています。「直近1週間の掲示板の比率」が反映されるそうです。ソフトバンクは24年以降はほぼレンジの動きを繰り返している状況のままで安定しているとみるか伸び悩み・高止まりとみるかという状況でyahooでは95%が買いでみんかぶアナリストも買い、個人予想と株価診断では売り・割高といった状況です。

次回は7月ごろに更新予定です。

記事作成:2024年11月6日/2025年1月29日更新