有識者の投資見通しまとめ

宇野沢 茂樹氏、マネー現代内で「プロ厳選・サイバーセキュリティ関連銘柄５選」を振返り

記事は24年7月19日の公開で五輪や米国大統領選挙を控えていた時期からサイバーセキュリティ面も想起されることから関連銘柄を紹介していました。
記事リンク：日本株、「パリ五輪」「米大統領選」でサイバー攻撃への警戒感が高まるいま大注目…「プロ厳選・サイバーセキュリティ関連銘柄５選」を実名紹介

1~3か月後の値動きの状況

初回からの比較ではインテリジェント　ウェイブが20%越えの下落となっていますが全てを同等の金額で購入した場合は微減程度まで持ち直す状況でもあります。ここは決済関連なので近年のニュース的にはランサムウェア関連のほうが騒いでいる印象があるのでこれからここから決済方面でどこから注目されどう支持されていく予想をたて魅力的に思えるなら下がった執筆時も買い時なのかもしれません。

マクニカは公式HPの事業紹介では半導体事業のほうが上で2番目にネットワーク事業としてセキュリティが出てくるような扱いです。BtoCの製品ではなくBtoB向けなので一般の知名度は高くはないですね。ソリトンは公官庁に強みがあるようです。一部の製品紹介で「漏洩アカウント被害調査を行なった99.9%の企業で社員のパスワード漏洩が発覚」と大きな見出しで警鐘を印象付けるような構成も見られましたが被害調査を行うようなところは心当たりがあるかするので至極当たり前なこと強調するするのは個人的には違和感でした。まあセキュリティなんて設定し終わったら普段無意識な人が多いでしょうから指さし確認並みに喧伝することも大事なのかも知れません。グローバルセキュリティエキスパートはセキュリティに関しての教育的サービスやリスクの診断などを行っているようです。デジタルアーツはフィルタリング関連のサービスが多いようです。

実際に訓練メールを送ってテストしてみるといったアナログ色が強いグローバルセキュリティエキスパートが伸び率では一番高いのが良いことなのか悪いことなのはさておき身近には感じやすいサービスではありますよね。ただこういうのは上司のみがやった感出して実際の社員には浸透しないリスクやメール受信を延々と長い社員生活で続く中でのモチベーションの低下時期や体調不良による判断力低下などヒューマンエラーについてはどう捉えて判断していくのでしょうね。セキュリティは一元的でないだけに投資としては初心者にはセキュリティ関連企業への投資はハードルが高いようには個人的には感じました。

記事も時事に絡んで寄せたものでしょうがセキュリティ自体はずっとのものですからこの記事はがどんな時間軸で保有する場合を想定したかはそもそも言及していないんですが本来は長期保有のほうが相性がいいはずなのでなおさら初心者が買うには難しのではないかなという感じです。

半年後の値動きの状況

まず初回と半年後の値動きの変化です。

全て同額買い付けた場合だと約6％ほどの減益となっています。日経平均の7月～1月比較でも微減ではあるので分母が少ない状態だと許容範囲かなという感じではあります。

枯れ相場の中で唯一伸ばしたデジタルアーツは一時期にどんと伸びた感じもなく8月の暴落以降順調に推移して11月以降高止まりという形です。目立ったニュース見出しなどもありませんし、yahooでは買いたい・売りたいの情報が出るほど掲示板の活発さはないみたいです。みんかぶでは一人のアナリストの方はまだ伸びると予想していた状況です。

インテリジェントウェイブは８月の大幅下落以降軟調が続いていましたが10月終わりごろから1ヶ月ほどで元の水準にまで戻して今に至ります。年初取引初めの1月6日～8日に荒い値動きがあったようです。その他は9月か10月頃に戻りを見せていましたがまた低調に戻るという同じ動き方でした。セキュリティ関係というだけあって表立った動きが見えないのも業種としての特徴なのかもしれませんね。

次回は7月ごろに更新予定です。

記事作成：2024年10月30日/2025年1月31日更新

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