有識者の投資見通しまとめ

宇野沢茂樹:マネー現代記事内の日本株、「金利上昇」と「円高」に耐性で、じつはいま大注目の「プロ厳選5銘柄」を振返り

記事は24年8月13日の公開で「通期計画に対する進捗率が順調で、金利上昇と円高に耐性を持つ銘柄をピックアップ」といった趣旨での紹介となっていて締めには「金利上昇と円高に耐性を持つ銘柄を織り交ぜることがパフォーマンスの安定化」と結んでいました。
記事リンク:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/45400

1~3か月後の値動きの状況

銘柄 初回 1か月後 2か月後 3か月後
ULSグループ 4530 4940 5420 5720
ユナイテッドアローズ 2049 2218 2381 2383
ふくおかフィナンシャルグループ 3639 3696 3590 3843
オリエンタル白石 345 380 378 377
TDCソフト 1722 1831 1586 1710

全体相場の暴落直後ということもあって全て初回の計測値よりも高い値付けとなっています。全体を同額買った場合だと約15%ほどの利益です。

短期ですでに26%の伸びを見せたムゲンエステートは中古不動産を取り扱う会社で「金利上昇はネガティブ要因」としていますが転じてデフレ脱却の意識に傾けば見直しの買いが入るだろうと行った見通しでした。

一番伸びているULSグループは26%ほどで記事では「利益成長フェーズへ突入する」と評されていてクラウドや生成AIなどのサービスを行っていますが、全体的に好調だった23年12月~24年3月にかけて伸びから4月の下落が平均よりも大きいのでそういった戻りの影響もありそうです。16%ほどのユナイテッドアローズはアパレルで知名度は高いですね。円高進行に享受があれば更なる粗利といった見方をされていました。TDCソフトはシステムなどのIT系です。伸びとしては10%未満のふくおかは金融系、オリエンタルは建築系です。

半年後の値動きの状況

まず初回と半年後の値動きの変化です。

銘柄 初回 半年後 比率
ULSグループ 4530 4825 106.51%
ユナイテッドアローズ 2049 2307 112.59%
ふくおかフィナンシャルグループ 3639 3942 108.33%
オリエンタル白石 345 391 113.33%
TDCソフト 1072 1363 127.15%

引き続き初回計測時よりも価格は上をいっていますが全て同じ額買った場合なら10%ほどと3か月前よりは減少しています。同期間の日経平均よりかは好調のようです。

期間中のチェックポイントではずっと上値を唯一更新していたTDCソフトは年明け以降は下落が続いている形ではあるものの簡単なダウ理論ぽい動きにも見えるので押し目買いを狙う人もいるかもしれないですね。オリエンタル白石は計測期間では翌月が一番高い状態でチェックポイントでは微減が続く形となっていますが結果的には%比率では2番目に良い結果となっています。記事でも「高成長こそ見込み難いまでも良好な財務体質」といった部分もあるので安定度は高いのでしょうかねチャートは21年からしか見れないので初心者には難しいです。

次回は25年8月ごろに更新予定です。

記事作成:2025年3月11日