記事は24年8月14日の公開で5・6日に起きた大暴落・暴騰に触れつつも「長期視点なら暴落局面こそドルコスト平均法が有効」との見立てから中間配当を実施している2月決算企業と8月決算企業のうち、今期業績予想が、前期比で増収増益となっている5銘柄を紹介しています。
記事リンク:8月配当の日本株5選:新NISAの長期投資なら、日本版ブラックマンデーを生かそう
銘柄 | 初回 | 1か月後 | 2か月後 | 3か月後 |
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ウエストホールディングス | 2279 | 2630 | 2790 | 2000 |
AFC-HDアムスライフサイエンス | 854 | 812 | 846 | 831 |
アイドマ・ホールディングス | 1439 | 1454 | 1614 | 1610 |
エコートレーディング | 904 | 930 | 956 | 907 |
ヨンドシーホールディングス | 1855 | 1851 | 1885 | 1820 |
全ての銘柄を同額買った場合だと7%ほどの減少となっています。日経平均では8月と11月初めの比較ではほとんど差がないので芳しくない結果となっています。実体はウエストホールディングスの下落が大きな影響となっています。同業種である建設業ではかならずしも同時期全てが右肩下がりではありませんでした。記事では「第四半期に期待」とあり、ここは6~8月が該当するわけで内容が良ければこの後反発していくこともあるのでしょうか?
その他は記事途中の見出しでは「業績が底堅い企業5選」とも銘打っていましたが健康食品などを手掛けるアムスライフサイエンスは紅糀問題には無関係であることを評し、中小企業のコンサル、アイドマ・ホールディングスは中小企業の人手不足の側面から評価され、ペットフードなどのコスト削減による好影響を触れているエコートレーディング、計画通りの進捗を評価された4℃、といった寸評が並ぶ状態でした。
個人的にはどの業種も縁遠くイメージしがたいので実際には手を出すことはなさそうです。
まず初回と半年後の値動きの変化です。
銘柄 | 初回 | 半年後 | 比率 |
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ウエストホールディングス | 2279 | 1718 | 75.38% |
AFC-HDアムスライフサイエンス | 854 | 882 | 103.28% |
アイドマ・ホールディングス | 1439 | 1925 | 133.77% |
エコートレーディング | 904 | 867 | 95.91% |
ヨンドシーホールディングス | 1855 | 1887 | 101.73% |
全体の平均では102%と前回のマイナスからプラスに戻すことが出きています。3か月前の7%減から2%増へ変化しました。相変わらずウエストホールディングスの下落率が大きいのですが執筆時の3月18日確認時のyahoo掲示板では買いたい声が100%となっていました。(直近1週間の内容を反映)移動平均線的にも長期と短期が収束してきているので今度こそ底値が近いとみる人は増えてきてる印象はありますし「エコ革と系統用蓄電池で業務提携」なんて記事もありました。
最も伸びたアイドマ・ホールディングスは直近では12月時点が高値でチェックポイントである2月はちょっと戻りがあったときで描いている3月時点はまた下げているとあわただしい状態で6か月のチャートではダブルトップを形成しているのでチャートの状態としてはよろしくありませんが下落要因を記事で指摘されるようなものはみかけず、上がっていた12月の時期に複数の自治体と「地方創生に係る包括連携協定」したプレスリリースなどを見かける状態です。
その他は引き続き微小な動きとなっていて底堅いという意味なら妥当っちゃ妥当なのかもしれません。
次回は25年8月ごろに更新予定です。
記事作成:2024年12月10日/3月18日更新