有識者の投資見通しまとめ

宇野沢 茂樹氏:好業績&高配当銘柄5選を実名紹介

記事は24年8月20日の公開で5・6日に起きた暴落後の半値戻しの時期で「投資家は安定的な株主還元に注目する傾向がある。」という趣旨で紹介されていた銘柄です。 記事リンク:日本株、急落からの「半値戻し」の局面で大注目の「プロ厳選・好業績&高配当銘柄5選」を実名紹介

1~3か月後の値動きの状況

銘柄 初回 1か月後 2か月後 3か月後
積水ハウス 3548 3808 3830 3556
クリーク・アンド・リバー社 1460 1427 1539 1574
ベルク 5970 6310 6630 6819
日本駐車場開発 203 232 224 221
塩野義製薬 2177.998 2118.331 2073.5 2070.1

全ての銘柄を同額買った場合だと5%ほど伸ばしています。日経平均では8月と11月の上旬付近は1%ほどなので平均よりいい動きをしていました。1番伸びたのはベルクで14%ほどです。スーパーで埼玉に店舗が多いのでの埼玉の人にはなじみなのでしょうか?店舗のつくりから作業マニュアルまで徹底したコスト削減・プライべートブランドの充実などが評されています。

8%ほどの伸びだった日本駐車場開発は駐車場関連だけでなくスキー場やテーマパークなどの事業も手掛けています「コロナ禍でも黒字」と評していてでフェンス性の強さを示唆していました。

7%ほどの伸びだったクリーク・アンド・リバー社はクリエイティブ系のエージェント活動が目立ち、他にも医療・建築へも展開が見られます。HPはクリエイティブ系にありがちな横文字が多く、パッと見、何言ってるかわからない内容なので個人的には共感することはなさそうです。

積水ハウスほぼ横ばいで、塩野義製薬は-5%ほどです。この期間では知名度の高い2社のほうが伸び悩む形となっています。

半年後の値動きの状況

まず初回と半年後の値動きの変化です。

銘柄 初回 半年後 比率
積水ハウス 3548 3480 98.08%
クリーク・アンド・リバー社 1460 1735 118.84%
ベルク 5970 6580 110.22%
日本駐車場開発 203 201 99.01%
塩野義製薬 2177.998 2177.5 99.98%

全体の比率としては3か月前と同じ5%増のままです。この記事自体は3月末に書いていて「日経平均一時15000円安」なんてヘッドラインが出てたりしてるんですが日経平均ではこの半年後のチェック時期から書いてる現在の3月末では10%の下落ですが一番悪い積水ハウスでも4%ほどの下落とダメージは平均よりも少なくディフェンス性の高さは確かにうかがわれる状況ではあります。

日本駐車場開発にいたってはチェック時期経過後の2日下旬ごろから反発中で最近では最初のチェック時期が高値でしたがそれも超えて23年6月ごろの値でこれも超えれば22年12に到達していた300円越えも目指します。ただそこからすぐに下落が始まり1年間ダウントレンドで24年からじわじわと戻り始め8月の半値戻しも経て現在に至るという形です。

本来の計測期間で最も伸びたクリーク・アンド・リバー社は計測期間後にバンダイナムコと合弁会社設立みたいな記事は見られますがプレスリリースの乱発が多く、振返って情報収集したいという場合にはうるさいので情報収集をいっぱいしたうえで買うのを決断したい人には面倒そうな印象は持ちました。

次回は25年8月ごろに更新予定です。

記事作成:2025年3月31日