有識者の投資見通しまとめ

窪田 真之氏のINPEX「買い」:配当利回り4.8%、PBR0.5倍、PER6.7倍、きわめて割安と判断をログ

記事は25年2月18日の公開で石油開発企業のINPEXに焦点を当てた記事です。記事見出しからはかなり強い推しの印象を持ちました。
記事リンク:INPEX「買い」:配当利回り4.8%、PBR0.5倍、PER6.7倍、きわめて割安

記事的には直近(25年1~2月)はすでに原油先物価格も下げ株価もさえないがエネルギー依存は今後さらに高くなりAIの需要で電力需要の拡大・電力不足を見通しエネルギー株が割安の今が好機ととらえている構成です。加えて「エネルギー価格が反発するかは不明だが上がらなくても買う価値も高い」とも付け加えています。比較としてリーマンショック前の3500円に迫ろうとしていた図が示されていました。個人的にはずいぶん前までさかのぼった印象でスマートフォンが普及し始める前ですから10年ごろの普及以降の時点でも電力事情は変わってそうですが株価自体は引き続きさえなかったわけではありますし、トレード事情もかなり変わってるのでは?とは思いました。10年間のチャートでは2020年終わりごろに底をつき右肩上がりできたけど超単純なダウ理論な感じでは上昇トレンドの形が崩れ始めるかもな感じです。

評価点としては「先行投資が実り生産・埋蔵量の拡大が続く」「海外権益のほとんどが友好国」「難度の高い海底ガス田を開発」「脱炭素にも積極的」「利益還元に積極的」などを挙げています。リスク面では「 資源ナショナリズム」「脱炭素が進む」に触れています。脱炭素はメリット・リスク両方にありますが加速的に進むとそこまで早期に対応できるレベルではないようです。

1~3か月後の値動きの状況

関税ショック前は2100円も超えていましたがその後下がりこれまでの平均的な価格帯の水準にまで戻してきた状況となっています。5月には同じトウシル内で西勇太朗氏も買いを推奨する記事が出現していました。こちらでの買い理由は
【1】これまでの事業成長の実態が時価総額に反映されておらず、株価が割安
【2】今年度計画にさらなる原油価格下落を織り込んでも、株価は依然として割安
【3】長期的に事業拡大し、2035年には営業キャッシュフローを現在の6割増しとする予定
【4】グローバル同業他社比でPER、PBRともに割安感がある
【5】グローバル同業他社比で総還元利回りが高い
といった内容が挙げられています。評価的には似ていて1・2はほぼ同じ見方といっていいでしょう。

また4月には今後3年間の中期経営計画を動画で公開しています。1株年間90円を起点とした塁審配当が締めにPRされていました。

次回は8月ごろの更新予定です

記事作成:2025年5月21日


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INPEX 1876 2061.5 1858.5 1885.5